2025年2月 アーカイブ

2025年2月21日 18時36分46秒 (Fri)

第74回 研修会 ACP・在宅療養をみんなで地域に拡げよう

令和7年2月20日、寒波襲来、冷たい雪の降る中、3つの若葉を育てる会第74回研修会が開催されましたのでご報告します。
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 今回は、「地域にACPをひろげよう!」と題しまして、まず、世話人代表山内より、超高齢社会の実際と中でも特に深刻な介護職不足の課題を提示しました。今、訪問介護のヘルパーさんの平均年齢は60代で、80代のヘルパーさんも活躍中です。70代80代のヘルパーさんが転倒して骨折し介護認定を受けることも特に珍しくない現象です。数年先の未来がどうなるか、危機感が感じられますね。
 次に、専門職が地域で活動するためには、まず地域を知ることが必要ということで、宝塚市社会福祉協議会の太田さんから、社協と地域についてご紹介していただきました。実際に地域で専門職ではない市民の方がどんな思いでどんなふうに活躍されているのかを知ることができました。
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 そしてそのあと、実際に世話人が地域で住民の方に在宅療養についてのお話をした活動の報告をしました。実際に参加された住民さんの反応がとても素直で前向きとのご報告もいただき、内容が暗くないか、難しくないかとの心配は杞憂でした。在宅療養やACPの話=死に場所や死に方の話、なのではなく、どんな風に生ききりたいのかを問いかけて一緒に考えることなんだ、との転換が必要なのかもしれません。日常生活の中で必ずいつか死が訪れることをなぜか人は考えようとしない、問いかけることで考えるきっかけが生まれます。ACPを広げる活動、今後も広げていきたいと考えています。
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そのあとのグループワークでは、実際に私たちが地域でどんなふうに在宅療養やACPを広げていけるのか、話し合いました。「専門職として、サービス以外にも見守り活動ができそう!」「意思表示シートを意思表示ができるうちに書いていただきたい、デイサービスで活用したい」「入院時には延命処置の希望をきくが、普段から考えてる人は少ない」「緊急時に延命を希望する気持ちはよくわかる、だからこそACPが必要」などのご意見ご感想をいただきました。 
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今日の参加者は、医師3名、歯科医師2名、MSW2名、看護師11名、セラピスト2名、介護職4名、議員2名、ケアマネ17名、栄養士2名、薬剤師2名、事務1名、社協3名、配食1名(順不同)計52名。さまざまな職種の皆さんにたくさんご参加いただきました。
現在会員数は60名になっています。多職種で同じ場に集まり同じテーマで語り合う、この機会が、顔の見える関係作り、ひいては地域包括ケアシステムを進化させる力になっていくと考えています。これからもたくさんの皆さんのご入会、ご参加をお待ちしています!

2025年2月12日 12時57分03秒 (Wed)

地域包括ケアシステム推進に向けたミニシンポジウム 報告

テーマ:介護崩壊間近! 『家族支援・公的支援だけでは立ち行かない近未来』 

<演者>
山内知樹さん (3つの若葉を育てる会 代表世話人)
田北勢易子さん (宝塚市高齢福祉課)      
小泉一也さん (和讃の会 事務長)
<コメンテーター>
宝塚法律事務所 代表弁護士 柴崎 崇さん


10月17日木曜日、毎年恒例のミニシンポジウムを開催しました。
台風の接近で予定を変更しましたが、沢山の方々に参加をしていただきありがとうございます。
参加者数、オンライン参加 46名、会場参加 74名(初めての参加の方 20名)、そして、新たな試みとして宝塚リハビリテーション病院様のご協力をいただき、サテライト会場での上映を行いました。
今回は「公的支援・家族支援だけでは立ち行かない近未来」と題しまして、3名のシンポジストと法的側面からのコメンテーターとして弁護士の柴崎 崇先生をお迎えし、まず、代表世話人 山内から問題提起。次に市高齢福祉課 田北さんから認知機能が低下している独居高齢者の生前から死後に行った実際の支援事例を3例、和讃の会 事務長の小泉さんから、NPO法人を立ち上げた経緯と支援の実際をお話いただきました。
日常生活は問題なく過ごしているが、金銭管理や生活管理に支障をきたしはじめている独居高齢者への支援の難しさ。入院や入所に身元保証人を求める施設や病院の実情。病院、介護事業所、行政も仕方なく行う業務外業務が増えている現状と、ニーズに呼応する形で民間の身元保証サービス会社がたくさんできているが珠玉混合であり、一昔前は身内がしていた生活上のこまごまとした手続きをお金を払っても他人に委ねることの難しさや、膨大な死後事務を誰が担っていくのかという課題を共有しました。
また、その後の議論では、医療現場で本人は重傷で対話が難しく、家族の意向により治療行為を判断していくケースが多く、本人の意向をどのように尊重していけるのか、との課題に対して、ACPの重要性を再確認しました。逝き方や、死に場所の選択についての話はオープンにしにくいのが日本の風土文化ですが、今後避けては通れず、サービス担当者会議等の中で当たり前に都度都度本人の意思確認をしていける文化を作っていく必要があり、できれば元気なうちから孤立せず、コミュニティに属して、ACPを気軽に話し、考えて意思表明する機会を作っていくことが大事であることを共有しました。宝塚市で、この横のつながりを大事にしながら、地道に取り組んでいきたいです


 

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